男の子に多い病気 “肛門周囲膿瘍”(乳児痔瘻)
アレルギーだけでも辛いのに、長男を襲ったさらなる災難の話。。。
初見はただの”おでき“…
長男が初めて「肛門周囲膿瘍」になったのは生後6ヶ月を過ぎた頃です。
おむつ替えのときに肛門のあたりが少し赤く腫れていることに気づきました。
「あれ?おでき?こんなとこにもできるんだ~」
くらいのノンキな感じで、気にもとめていなかったのですが…
それから瞬く間に機嫌が悪くなりました。
ギャン泣きのギャン泣き。
体調が悪くてもあまり機嫌が悪くならない子だったので
いつもと違う様子にどうしたの?!と夫婦であたふた。
こんなに機嫌悪いなんておかしいよね、病院行こうか?
でも熱もないし食欲もあるし…
特にいつもと違うことないし…
…ん?そういえば?
と、ここで初めて”おでき“を疑ったのです。
(機嫌が悪くなってから1時間は経ってたと思います…)
一度疑ったら、後は早かったです。
「赤ちゃん おしり おでき」のネット検索ですぐに「肛門周囲膿瘍」が出てきて、
画像を見たら「絶対これだ…」と。
すぐに病院へ連れて行きました。
肛門周囲膿瘍の治療方法
ネットで検索すると治療方法は「膿を出して清潔に」と出てきます。
なので、てっきり手早く切開されて塗り薬でも出されるかと思ったのですが、
長男の場合は漢方の処方のみでした。
先生いわく「最近は漢方が効くことが分かってきたから」と。
切開するよりも痛くなくて本人にとってもいいでしょう、という感じ。
処方されたのは「排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)」という
膿を出してくれる漢方を1週間分です。
1週間後の再診時には「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」を1週間分。
こちらは症状が良くなったので再発予防的な意味合いで飲むように、と処方されました。
結果、長男の場合は漢方だけで良くなりました。
ただし1歳になるまで4~5回ほど再発。
(毎回、めちゃくちゃ機嫌が悪くなる…)
再発しやすいけど1歳頃までには良くなる、といわれている通り、
長男も1歳を過ぎた現在は1度も発症していません。
肛門周囲膿瘍になる原因
下痢やうんちの多い男の子がなりやすいようです。
長男は新生児乳児消化管アレルギーで下痢が多かったのと、
主人が子供のころ手術するほどの痔瘻持ちだったようなので
遺伝的になりやすかったのだと思います。
肌が弱い上に下痢が多かったせいでかぶれやすく、
うんちの度にぬるま湯で洗って保湿剤塗って…と
かなり清潔には気を使っていても肛門周囲膿瘍になってしまったので、
うちの長男の場合は予防するのは無理でしたね…。
ちなみに、赤ちゃんへの漢方の飲ませ方(我が家の場合)
- 漢方を少量のお湯でとく
- 赤ちゃん用のとろみのもとで、とろみをつける
(または、お湯でとかずに、おかゆ(1口分)に混ぜる) - スプーンひと匙で、サッとあげる
- 口直しの飲み物やゼリーなど(我が家はキユーピーの瓶のフルーツ)
離乳食が始まってる時期だったのと、
長男は一度口に入れたらベーッと出さないタイプだったのでこれで毎回飲んでくれました。
(薬剤師さんからは、少量の水で練ってほっぺの裏に塗り付ける、と教わりましたが、ちょっとでも水と混ぜたらサラサラに溶けちゃってダメでした)